2015年8月12日水曜日

仕事(タスク)を最小限の単位に分割する事は、仕事をいかに早く終えるかの基礎。

Divide and Conquer 

分割して制服する、という言葉がコンピュータ・サイエンスの世界にはあるのですが、これはアルゴリズムの中の考え方の1つで、大きな単位のタスク(仕事)を小さく分割できる単位にまで分割して処理していく、いわゆるトップダウン型のタスクの処理方法です。実はこの考え方が一般的にどこでも通用するよな〜って、しみじみ思ってしまう今日この頃です。


なぜ分割するのか?

大きな仕事の単位、つまり何か大きなプロジェクトでもなんでも良いんですが、例えば、Tシャツのデザインを1枚仕上げるという命題がある場合、これを1つの仕事の単位にしてしまうと、仕事の単位が大き過ぎてしまうので、どこから手を付けて良いのか途方に暮れて仕事が早く終わらず挫折してしまうわです。

じゃあ、この命題を細かく掘り下げた場合。Tシャツのデザインの素材となる画像をiPhoneで撮影するのにxxに行って、撮影した画像から選定したものからPhotoshopでトレースして、イラストを作った物をデザインのプロトタイプにする。

ここで命題の違いが出来ます。

大きな仕事の単位:
  1. Tシャツのデザインを1枚仕上げる

小さな仕事の単位:

  1. 素材となる画像をiPhoneで撮影
  2. xxに行く
  3. 撮影した画像から選定
  4. Photoshopでトレース
  5. イラストを作った物


同じ目的を達成するのであっても、命題を大きな仕事の単位と、小さな仕事の単位で分けた場合では、具体的に何をしなければいけないかが分かり易くなります。それだけでなく、小さな仕事の単位にする事で、重複した作業を見抜きやすくなるばかりか、どの仕事の単位を何(誰)にデリゲート(委譲)すればよいのか分かります。また、手順がシーケンシャル(逐次的)でなくマルチプロセス(同時並列処理)できるのであれば、仕事が早く終えられる基礎となり得る事は自明でしょう。そしてどの仕事単位をどの期間でやるのかスケジュール(計画)も立てやすくなります。


日常を振り返ってみましょう

なかなか仕事が終わらない、作業がすすまない、早く家に帰りたい。そんな方は一度、日々の生活、仕事、の中で仕事の単位を大きくし過ぎていないか、目標の設定を抽象的にしていないか、一度振り返ってみてください。そして、具象化できるものは細分化してみてください。ひょっとすればもっと楽に仕事ができるヒントが隠れているかもしれません。

Divide and Conquer




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